【プロゴルファー愛用(LBS)】ゴルフパター製造!夢は航空事業

ゴルフ全般

札幌の隣、北広島市にある下請け金属加工メーカーが、あるスポーツ用品を作って話題になっています。価格は何と100万円。プロも愛用しているということなのですが、一体なんでしょうか。

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▼内容
札幌の隣、北広島市にあるワールド山内。金属加工などを手掛ける会社です。

地下鉄の防護柵からこんな小さな部品まで。
多品種小ロットで、月に20万点を製造し、年間売り上げは16億円。

(ワールド山内 山内社長)「今までいろんな分野の金物をやらせていただいた、技術の集大成を形にしたいと思ってパター事業を始めたので」

そのパターがこれです。驚くのがその価格。なんと1本100万円もしますが、1年で100本以上も販売しました。

実はプロゴルファーもこのパターで結果を出しています。
去年、北海道出身の小祝さくらプロがツアー大会で優勝。天才少女ゴルファー須藤弥勒さんはこのパターでバーディーラッシュ。ジュニア世界四大メジャー大会を制覇!

(ゴルファー 須藤さん)「私の独特な打ち方に合わせて作ってもらいました。同じ型だし同じ重さなのに倍転がるんですよ。手放せないです。」

究極のパターはこのステンレスの塊から生まれます。
一般のパターのような「鋳造」や「型押し」ではなく、ひとつひとつ「削り出し」ていきます。

正確に形を整え削っていきます。
じっくりと時間をかけて、削ります。

(山内社長)「普通に削ると早く削ろうとすると材料に熱がかかるんで。材料に熱がかかると表面の硬度、いわゆる表面が硬くなってしまって打感と打音と転がりに影響が出てくる。削る前のもともとの母材と削った後の製品が同じ硬さであり同じ軟らかさ。材質が維持されてる状況。」

そして、ポイントは、このソール。
スムースなパッティングを生む「微妙な丸み」。「球体加工の削り出し」です。
0.2ミリ、少しずつ、何度も何度も往復し、底面部分の加工だけでなんと17時間。

(山内社長)「どんな勾配のライにも合うように作っていくと最終的には球体の加工が一番適している」

ヘッドの重心などを社長自らフィッティングをして微調整。グリップ、シャフトなどひとりひとりにカスタマイズします。

(日本経済新聞 魚山記者)「100万円のパターと聞くと高いと思われますが、材料、加工、人件費でほぼ100万円。ワールド山内の名を世に知らしめたことに意味があります。知名度を上げたことで今後の事業の売り上げアップにも。」

ワールド山内は新たな事業展開のために14億円をかけた新工場を建設、6月に完成しました。

次にチャレンジするのは「航空産業」。
札幌近郊の製造業数社でコンソーシアムを形成し、参入のハードルが高い航空部品のサプライヤーを目指します。「将来は自社製のロケットを」。野望はつきません。

(山内社長)「当社はいままでいろんな分野の金物をやってきた中で、今の基盤の基準があるうちに未来のことを考えて設備投資をして今回航空事業。とことんやるだけです。」

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