プロゴルフ谷原秀人選手が児童と交流 笠間・北川根小

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男子ゴルフのBMW日本ツアー選手権森ビル杯が6月2日に宍戸ヒルズCC(笠間市)で開幕するのを前に、ジャパンゴルフツアー選手会長の谷原秀人選手(43)=広島県出身=が31日、同市湯崎の市立北川根小訪れ、4~6年生の児童132人と交流した。スナッグゴルフの指導をしたほか、講話では目標に向かって努力する大切さを訴えた。
 子どもたちにゴルフの素晴らしさを伝えようと、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が企画し、同市が協力した。スナッグゴルフは、軟らかい球を使うなどゴルフの基本を学ぶスポーツ。同小はスナッグゴルフに力を入れ、代表チームは全国大会に16回出場し、昨年は3位の成績を収めた。
 日焼けした顔に黒いキャップ姿の谷原選手は、野球に打ち込んだ小学時代を回想。「自転車に乗って練習場を目指していた時に、よそ見をして電柱にぶつかり、自転車が大破してしまった」などと失敗談を明かした。児童たちのリクエストに応え、アニメキャラクターの声まねをしたり、上腕の筋肉を披露した。
 スナッグゴルフの指導では、スイングの見本を示したほか、代表して4年生の石川愛理(あいり)さん(9)をアドバイス。クラブの握り方やスタンス取り方などを優しく伝えた。石川さんは「スナッグゴルフは初めての体験。分かりやすく教えてもらい楽しかった。ツアー選手権では頑張ってほしい」と笑顔で話した。
 最後に谷原選手は、「ゴルフの魅力は年齢に関係なくいろんな人とできるところ」と力説。「自分は43歳だけどゴルフはまだまだ下手だと思っている。だからこそ続けられる。皆さんも好きなことを見つけ、諦めず、目標に向かって努力してください」と呼び掛けた。

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